とちラブ朗読劇「コミチャン!」ソワレ(兼千秋楽)を観た話。※ネタバレ有り
どうも、お久しぶりです。
スリル・ミーの衝撃から数ヶ月、何とか大体抜け出して次へ向かおうとしています、かと思ったらゲキシネ花髑髏が追い討ちをかけてきたところです。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
成河さんの『BLUE/ORANGE』が今月末から始まりますね。私は4月に観に行く予定です。
かといって、3月に何も観ないわけでもなく。
(役者の)推しの一人、村上新悟さんが久し振りに舞台に立つということで、行ってきました。
とちラブ
二人とも栃木出身ということで、回るまわる縁あって*1、宇都宮の局主催でトークイベントが今までに2回開催されてます。今回の朗読劇は3回目に当たります。
今までのとちラブトークイベントも結構力を入れてくださっていたようですが*2、今回の朗読劇に関しては特設サイトが作られるほどの気合の入れようが伝わってくる。みんなこの二人大好きだね???(知ってた)
今回は村上さんの地元小山市にある専門学校のホールでの開催。推しの凱旋で推しがメインどころをやる5年以上振りの舞台*3、観に行かない理由が見つからない。
以下、『コミチャン!』の内容を含みます。ラジオでの放送や配信をお待ちでネタバレは知りたくない方はご容赦ください。
全方位に向かって「ありがとう」と叫びたいという感想
ただの朗読劇と思うことなかれ
2回目のとちラブイベントや特設サイトなどで銘打っている通り、朗読劇。のはずでした。
ホールに入ってみると、下手にケーブルテレビ局の中であろうテーブルや椅子、機材。上手にはどうやらバーのカウンターらしきものが設置されている……あれ、朗読劇では……?この時点から気付くべきだった。
幕が開けると、みんな動く動く。その様はもはや台本片手のストプレ。ヒロイン役の小栗さくらちゃんはほぼ出ずっぱりなので、下手に上手に結構右往左往。
演出を手掛けた吉川P曰く、「いつもどおりやったらこうなった(うろ覚え)」らしいので、もう、普通にストプレでやろ???と言いたい。チケットの先行はどこで受け付けてますか???ないの……???嘘だろ……??
推しが推しで良かった〜2019 浅春〜
そもそも『真田丸』で村上さんや新納慎也さん*4、栗原さんが舞台を観たいと思わせてくれたことがきっかけで、さらには村上さんは推しのもう一柱・成河さんと引き合わせてくれた恩人でもあるわけですよ。
村上さんは無名塾の一員として活躍していたものの、上にも書きましたが2012〜13年頃からは舞台に立っていなかった。それが、今回6〜7年振りに舞台に立って演技をした。
この前の11月なんか、どうしても村上さんが舞台に立っているのが観たくて、『映像で観る無名塾劇世界』で『セールスマンの死』を観る為に無名塾まで行ったのに。ちなみに滝藤賢一も出てたよ!
開演して初めて舞台に立ったのを観た時点で号泣、するよね。
立ち姿良し、座って良し、声も良し、スタイル良し、三拍子どころか四拍子揃ってしまう男、村上新悟。生放送で目玉焼きを失敗するけど。
村上さんの役はケーブルテレビ局のディレクター、小山新悟。小山(おやま)生まれの小山(こやま)さん。紛らわしい。
腕は確かだけど、ぶっきらぼうでつっけんどん。新人のまりちゃんに厳しく当たる。
一見すると、ヒロイン・武蔵野まりの成長ストーリーだけど、太陽属性のまりちゃんに感化されて小山さんも変わっていくの、あれ、私ゲキシネで髑髏城の七人を観てたんだっけ……???と錯覚してしまったほど(極論)。
初めはいがみあってた2人が互いに協力して一つのことに向かっていく姿、本編後は先輩後輩として良いチームワークで突き進んでいくんじゃないかと、私は思います。
小山さんが終盤、カメラに向かって地元に対する気持ちを吐露する場面、それまでは台本を片手に時折目をやりながら演じていた村上さん。
その場面になると、台本からは完全に目を離し、まっすぐカメラの方向を見る。その視線と小山さんと村上さんの境遇*5が重なって、全私大号泣(2回目)。
脚本、ニクいぞ〜!!
出演者や主なスタッフが『真田丸』関係者なので、丸関連の小ネタがたくさんあったのですが、その中でも、小山の歴史をまりちゃんが教えてもらう場面。
栗原さんや高木さんが小山評定に関わる武将を演じる中、村上さんのみ直江をやり、途中で遮られるけど今までトークイベントで活用されてきた直江状を広げ読み上げ始める始末。ポニョ、茶番、好きー!( ◠‿◠ )
これを機に、村上さんがまた舞台に立つようになりますように。シェイクスピアやるの観たいし、村上ヒースクリフ観たいし、あと新感線に客演しよ???成河さんと今度は舞台上で共演しよ???(ただの私得)
余談だけど、村上さんとさくらちゃんの身長差、すごく……好みでした。
長くなったなあと思ったら、村上さんの欄だけても1000字超えてた。まだ続くよ!
栗原さんは何に座っても格好良い
栗原さんは、『パジャマゲーム』以来3回目。
四季出のこんなダンディなおじさまを往復はがきの送料と会場〜自宅間の往復運賃のみの値段で観られるなんて、こんな得をいつ積んだんだろうと思いました。もっと得を積もうね〜!
小山市出身の壬生さん。これまた紛らわしい。
昔は情熱に燃えていたようだけど、年月が流れ、気力をなくしてしまったプロデューサー。彼も、まりちゃんの行動に影響を受けていく。
さすが栗原さん。緩急が絶妙でした。スマホいじってるときはちゃんと台本に人差し指を走らせてるの。ハインジー観たくなったから『パジャマゲーム』再演しよ⁈⁈
最後の最後は栗原さんの無駄遣いもとい有効活用ということで、歌います。とても良い声で(重要)。
楽天やアマゾンで、高くても¥5000前後のデスクチェア(偏見)に座っても絵になるミュージカル俳優、栗原英雄。
ミュージカル・ハル頑張ってください!!
小栗さくらのポテンシャルの高さ
FMみょうこうのラジオドラマ『軍神』で役者できるのは知ってた。
でも、あんなにポテンシャル高いとは思わなかったよ!!だって他のメンツ……ほら……ねえ……。
サイトのあらすじを読んで、まりちゃんは周りを引っ掻きまわしてく厄介な感じかと思いきや、予想を良い意味で裏切った、太陽属性の良い子でした。
そしておじさま好き。わかる、わかるよ。
あ、外回りで自転車を漕いでるって体の動きが微笑ましかったです。
高木さん無双
確実に今回のMVPです!!!お疲れさまでした!!!
いや、特設サイトでは黒子の格好して役柄をぼかしてたけど、まさか1人で6役やるとは思わないでしょ。
しかもそのうちの3〜4人は大体同じシーンに出るし。
街の皆さん4人をやるときのベスト、あれ便利(上下左右に色分けされてて、そのシーンに出てない人物の名前をマジックテープで隠すと今誰がいるのかわかる仕組み)。
マジックテープをはがしたときに起きた観客の笑いが、ラジオでは伝わらないのが残念。
高木さんに頼ってると言えるけど、同時に信頼してるんだなあと感じた。
そういえば、幼い頃からずっと声を耳にしてきた有名どころの声優さんを生で観るという貴重な経験をしてしまったんだなあ。実感がない。
その他
大野さんの前説、楽しかった!他の観客の方もノリが良くて面白かった。1回目の前説がどんなだったかも気になる。
栗原さんがまた朗読劇やりたい、って言ってくれて嬉しい。
しかも、今回の朗読劇は村上さんが「やりましょう」と言ったことで実現した、とPの方が仰っていたのを聞いて号泣(3回目)。
しかも、上にも書きましたけど、公演自体は無料なのが恐ろしい。
この面子だよ???むしろ課金させて???お布施させて???
普段の劇場通いと同じ感覚で行って、あれ物販ない、と知ったときの絶望感たるや。
お布施したいので、円盤ください!!!カメラ入ってたの知ってるんだから!!!……いや、番組用のカメラであって、記録用ではないのは知ってる。
でも、みんなでアンケートに要望書いたらどうなるかわからない!!!小さな声もみんなで言えば大きな声になる!!!(合言葉)
最後に
最近重かったり暗かったりした鑑賞遍歴*6だけど、久しぶりにハッピー!!!!!を観れて心が浄化された。ありがとう、大野さん。
とちラブの活動として、朗読劇が続くのも良いし、パルコプロデュースでも東宝でもホリプロでも何でも良いから、ちゃんとお布施するから、推しよ、これからも舞台に立ってくれ。頼む。
追記:さくらちゃんの苗字をタイポ・変換ミスしてしまっていたので、修正しました。なんたること。指摘してくださった方ありがとうございました。