ここはとさぎの壁打ち帳

好きがたくさんで人生目いっぱい手いっぱい。Twitter@tsgg081

はじめに

書き手

 都内に住む一応社会人。かつオタク。人生の目標は人間になること。

 人生の大部分を2次元に費やしてきた。ここ数年は元々好きな洋画洋ドラの他にも日本の役者さんにも翻弄されている。

 

Twitter…@tsgg081

日頃の感情をここで吐露してる。基本的な住処はここ。

 

 

 

 

好き

アニメ

最近あんまり観れてない。

タイバニ、キルラキル、バハジェネ等。

井上剛氏は推しNo.2。爽やかボイスなのにおっさんもやれる40歳(2018年12月現在)。性格のユルユル具合も半端ない。だがそこが良い。

 

マンガ

田辺イエロウ先生を追いかけてる。

事の発端は「結界師」。人生の推し翡葉京一(CV:井上剛)がそこで生きている。

最新作「BIRDMEN」が絶賛週刊少年サンデーで月一連載中!!読んでね!!!

新井隆広氏は神。

福井あしび先生の「嘘つきは殿様のはじまり」の九島綱成には大分お世話になってる。

児童書、ファンタジー、推理もの辺りが好み。

ハリポタが私をオタクへと駆り立てた。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ氏、荻原規子氏、はやみねかおる氏、コルネーリア・フンケ氏には大分人生を捧げてきた。

ホームズもマイペースに勉強中。

レミゼは良いぞ。

 

ゲーム

ペルソナシリーズ好き。

特に高校時代の一時を荒垣先輩に捧げた。

刀剣乱舞は学生終了間際、卒論〆切ギリギリの状態で始めた。心の近侍は石切丸さん。

アニメをやるっていうんで「THE iDOLM@STER SIDE M LIVE ON ST@GE!」を始めてしまったばっかりに、北村想楽くんに歓声を送りたい日々を送っている。

 

洋画

小学生の時分にシリウス・ブラック役のゲイリー・オールドマンに落ちた。業が深い。

アラン・リックマン氏、ベネディクト・カンバーバッチ氏、マーク・ゲイティス氏、等々、すぐに落ちる。仕方ないね。

今は役者やってないけど、ロロ・ウィークス氏も好き。

SHERLOCKDOCTOR WHO推してる。My Doctorは9thか10thかどっちかだなんて、選べるもんか、そんなもん!!!!!!!

 

邦画

というかドラマ、演劇。

元々朝ドラは観るのが好き。「あまちゃん」と「ごちそうさん」はかなりはまった。

これでn回目なんですけど、「真田丸」の影響は計り知れない。

村上新悟氏は沼(沼)。新納慎也氏、栗原英雄氏もマイペースに追いかけてる。

村上さん経由(白孤魔記 元禄の雪)で成河さんをちゃんと知る(後の推しである)。

そして成河さんを通して劇団☆新感線に脚を突っ込む。河野まさと氏と粟根まこと氏に落ちた。パール王がいるフェルナンデス国民になりたかった人生だった。

私的BLUE/ORANGE振り返り

3〜4月に青山DDDクロスシアターでBLUE/ORANGEの再演があった。
成河さんのブルースは立場が近しいのもあって割と共感したし、千葉さんのロバートに怒りを覚えながらも憎みきれなかったし、クリスにもだいぶ翻弄された。
扱っていると思うものが、自分の仕事に全く無関係なものではなかったのもあって、未だに頭の中でぐるぐる考えてる。
手持ちのチケットを使い終わった後に整理しようと思いつつ、時間が経ってしまった。
以下に記載する台詞は、正確ではないことはご承知ください。

考えを考える

ぐるぐる考えてることの一つが、劇中でクリスが言った「(自分は)誰かの考えを考えてる」だ。
第二幕でロバートとクリスが話しているときに、元々は「ブルースがお前に自分の考えを植えつけてる」とロバートがクリスに言ったことがきっかけだった。
クリスも三幕でクリスがブルースやロバートの前で、初めは「俺はブルースが考えてることを考えてる」「ブルースが俺に自分の考えを植えつけた」とロバートが言ったことを話していた。
それが、次第に「(自分は)誰かの考えを考えてる。じゃあ俺は誰の考えを考えてるんだ?」と発していた。
私には、その台詞が衝撃だった。クリスにちょっと待って、と言いたかった。
それは、程度はどうあれ、クリス一人だけがやっていることではないのだ、と。

私たちは誰かと話したり、新聞や本やSNSを読んだり、音楽を聴いたり、ドラマや映画に舞台を見たりする。
そこには、大小様々な他人の気持ち、解釈、意思が含まれていたり込められたりしていることがあるだろう。
私たちが他人と話したり読んだり聴いたり見たりする中で、その大小様々な思いに気づいたり納得したり異なる思いを感じたりすることが大多数だろう。
その感じたものに影響を受けることもあるだろう。
受けたものを、自分の意見や考えとして昇華させることもあるだろう。逆もまた然り。
クリスは外部からの影響を受けやすいことは描写されていた(新聞の切り抜きやテレビを受けての「父」に関する虚言、上記のロバートの受け売りなど)。「ブルースの考えを考えてる」というロバートの「考えを考えている」し。
このときのロバートの言葉は、洗脳のようにも感じたけども。

その考えは誰のもの

クリスの「誰の考えを考えてるんだ?」という問い。
私の記憶が正しければ、それに答えは返されていない。はず。少なくとも、言葉では。
クリスに伝えられるなら、「自我がある限り、受け売りでもそれは自分の考えになるんじゃないか」と言いたい。
むしろ、受け売りから始まるのでは?
もしかして、クリスは1歳なのでは???*1
クリスは統合失調症の症状がありつつ精神面で幼いように感じた私なので、今思いついたこの解釈は間違ってはないのかもしれない(合ってるとは言ってない)*2
いずれにせよ、クリスに「誰かの考えを考えることは、決して悪いことではない」と伝えたい。限度はあるけど。

紆余曲折あり、結局は「ブルースの考え」ではなく「ロバートの考え」を「考えた」クリス。病院を出て行くクリス。また病院に戻ってくることが暗示されたクリス。
自分ではない誰かがいないと、その「誰かの考え」は考えられないけど、その接し方は合っているのか。
クリスがクリス自身の考えを考えられるときは来るのか。来ているのか。

終わりに

感想のような、考察のような、随分としっちゃかめっちゃかな文になった。やっぱりすぐ整理することは大切。そしてmy楽で感想ツイッターで打ってない自分を殴りたい。

ブルースとロバートは大学から学び直してはどうだろう。ブルースは、学部を選ぶところから勧めたい。

6月からエリザ脳だったところを引き戻してきたので、またエリザ脳に戻します。




今日はメタマクdisc1WOWOW初放送だったね、落ち着けるときに見よう

とちラブ朗読劇「コミチャン!」ソワレ(兼千秋楽)を観た話。※ネタバレ有り

 どうも、お久しぶりです。

 スリル・ミーの衝撃から数ヶ月、何とか大体抜け出して次へ向かおうとしています、かと思ったらゲキシネ花髑髏が追い討ちをかけてきたところです。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

 

 成河さんの『BLUE/ORANGE』が今月末から始まりますね。私は4月に観に行く予定です。

 かといって、3月に何も観ないわけでもなく。

 (役者の)推しの一人、村上新悟さんが久し振りに舞台に立つということで、行ってきました。

 

 

とちラブ

 大河『真田丸』で共演した村上さんと栗原英雄さん。

 二人とも栃木出身ということで、回るまわる縁あって*1、宇都宮の局主催でトークイベントが今までに2回開催されてます。今回の朗読劇は3回目に当たります。

とちラブ

 

 今までのとちラブトークイベントも結構力を入れてくださっていたようですが*2今回の朗読劇に関しては特設サイトが作られるほどの気合の入れようが伝わってくる。みんなこの二人大好きだね???(知ってた)

 今回は村上さんの地元小山市にある専門学校のホールでの開催。推しの凱旋で推しがメインどころをやる5年以上振りの舞台*3観に行かない理由が見つからない。

  以下、『コミチャン!』の内容を含みます。ラジオでの放送や配信をお待ちでネタバレは知りたくない方はご容赦ください。

 

 

全方位に向かって「ありがとう」と叫びたいという感想

ただの朗読劇と思うことなかれ

 2回目のとちラブイベントや特設サイトなどで銘打っている通り、朗読劇。のはずでした。

 ホールに入ってみると、下手にケーブルテレビ局の中であろうテーブルや椅子、機材。上手にはどうやらバーのカウンターらしきものが設置されている……あれ、朗読劇では……?この時点から気付くべきだった。

 幕が開けると、みんな動く動く。その様はもはや台本片手のストプレ。ヒロイン役の小栗さくらちゃんはほぼ出ずっぱりなので、下手に上手に結構右往左往。

 演出を手掛けた吉川P曰く、「いつもどおりやったらこうなった(うろ覚え)」らしいので、もう、普通にストプレでやろ???と言いたい。チケットの先行はどこで受け付けてますか???ないの……???嘘だろ……??

 

 

推しが推しで良かった〜2019 浅春〜

 そもそも『真田丸』で村上さんや新納慎也さん*4、栗原さんが舞台を観たいと思わせてくれたことがきっかけで、さらには村上さんは推しのもう一柱・成河さんと引き合わせてくれた恩人でもあるわけですよ。

 村上さんは無名塾の一員として活躍していたものの、上にも書きましたが2012〜13年頃からは舞台に立っていなかった。それが、今回6〜7年振りに舞台に立って演技をした。

 この前の11月なんか、どうしても村上さんが舞台に立っているのが観たくて、『映像で観る無名塾劇世界』で『セールスマンの死』を観る為に無名塾まで行ったのに。ちなみに滝藤賢一も出てたよ!

 開演して初めて舞台に立ったのを観た時点で号泣、するよね。

 立ち姿良し、座って良し、声も良し、スタイル良し、三拍子どころか四拍子揃ってしまう男、村上新悟。生放送で目玉焼きを失敗するけど。

 

 村上さんの役はケーブルテレビ局のディレクター、小山新悟。小山(おやま)生まれの小山(こやま)さん。紛らわしい。

 腕は確かだけど、ぶっきらぼうでつっけんどん。新人のまりちゃんに厳しく当たる。

 一見すると、ヒロイン・武蔵野まりの成長ストーリーだけど、太陽属性のまりちゃんに感化されて小山さんも変わっていくの、あれ、私ゲキシネで髑髏城の七人を観てたんだっけ……???と錯覚してしまったほど(極論)。

 初めはいがみあってた2人が互いに協力して一つのことに向かっていく姿、本編後は先輩後輩として良いチームワークで突き進んでいくんじゃないかと、私は思います。

 

 小山さんが終盤、カメラに向かって地元に対する気持ちを吐露する場面、それまでは台本を片手に時折目をやりながら演じていた村上さん。

 その場面になると、台本からは完全に目を離し、まっすぐカメラの方向を見る。その視線と小山さんと村上さんの境遇*5が重なって、全私大号泣(2回目)。

 脚本、ニクいぞ〜!!

 

 出演者や主なスタッフが『真田丸』関係者なので、丸関連の小ネタがたくさんあったのですが、その中でも、小山の歴史をまりちゃんが教えてもらう場面。

 栗原さんや高木さんが小山評定に関わる武将を演じる中、村上さんのみ直江をやり途中で遮られるけど今までトークイベントで活用されてきた直江状を広げ読み上げ始める始末ポニョ、茶番、好きー!( ◠‿◠ )

 

 これを機に、村上さんがまた舞台に立つようになりますように。シェイクスピアやるの観たいし、村上ヒースクリフ観たいし、あと新感線に客演しよ???成河さんと今度は舞台上で共演しよ???(ただの私得)

 

 余談だけど、村上さんとさくらちゃんの身長差、すごく……好みでした

 

長くなったなあと思ったら、村上さんの欄だけても1000字超えてた。まだ続くよ!

 

 

栗原さんは何に座っても格好良い

 栗原さんは、『パジャマゲーム』以来3回目。

 四季出のこんなダンディなおじさまを往復はがきの送料と会場〜自宅間の往復運賃のみの値段で観られるなんて、こんな得をいつ積んだんだろうと思いました。もっと得を積もうね〜!

 小山市出身の壬生さん。これまた紛らわしい。

 昔は情熱に燃えていたようだけど、年月が流れ、気力をなくしてしまったプロデューサー。彼も、まりちゃんの行動に影響を受けていく。

 さすが栗原さん。緩急が絶妙でした。スマホいじってるときはちゃんと台本に人差し指を走らせてるの。ハインジー観たくなったから『パジャマゲーム』再演しよ⁈⁈

最後の最後は栗原さんの無駄遣いもとい有効活用ということで、歌います。とても良い声で(重要)。

 楽天やアマゾンで、高くても¥5000前後のデスクチェア(偏見)に座っても絵になるミュージカル俳優、栗原英雄

 ミュージカル・ハル頑張ってください!!

 

 

小栗さくらのポテンシャルの高さ

 FMみょうこうのラジオドラマ『軍神』で役者できるのは知ってた。

 でも、あんなにポテンシャル高いとは思わなかったよ!!だって他のメンツ……ほら……ねえ……。

 サイトのあらすじを読んで、まりちゃんは周りを引っ掻きまわしてく厄介な感じかと思いきや、予想を良い意味で裏切った、太陽属性の良い子でした。

 そしておじさま好き。わかる、わかるよ。

 あ、外回りで自転車を漕いでるって体の動きが微笑ましかったです。

 

 

高木さん無双

 確実に今回のMVPです!!!お疲れさまでした!!!

 いや、特設サイトでは黒子の格好して役柄をぼかしてたけど、まさか1人で6役やるとは思わないでしょ。

 しかもそのうちの3〜4人は大体同じシーンに出るし。

 街の皆さん4人をやるときのベスト、あれ便利(上下左右に色分けされてて、そのシーンに出てない人物の名前をマジックテープで隠すと今誰がいるのかわかる仕組み)。

 マジックテープをはがしたときに起きた観客の笑いが、ラジオでは伝わらないのが残念。

 高木さんに頼ってると言えるけど、同時に信頼してるんだなあと感じた。

 そういえば、幼い頃からずっと声を耳にしてきた有名どころの声優さんを生で観るという貴重な経験をしてしまったんだなあ。実感がない。

 

 

その他

 大野さんの前説、楽しかった!他の観客の方もノリが良くて面白かった。1回目の前説がどんなだったかも気になる。

栗原さんがまた朗読劇やりたい、って言ってくれて嬉しい。

 しかも、今回の朗読劇は村上さんが「やりましょう」と言ったことで実現した、とPの方が仰っていたのを聞いて号泣(3回目)。

 しかも、上にも書きましたけど、公演自体は無料なのが恐ろしい。

 この面子だよ???むしろ課金させて???お布施させて???

 普段の劇場通いと同じ感覚で行って、あれ物販ない、と知ったときの絶望感たるや。

 お布施したいので、円盤ください!!!カメラ入ってたの知ってるんだから!!!……いや、番組用のカメラであって、記録用ではないのは知ってる。

 でも、みんなでアンケートに要望書いたらどうなるかわからない!!!小さな声もみんなで言えば大きな声になる!!!(合言葉)

 

 

最後に

 最近重かったり暗かったりした鑑賞遍歴*6だけど、久しぶりにハッピー!!!!!を観れて心が浄化された。ありがとう、大野さん。

 とちラブの活動として、朗読劇が続くのも良いし、パルコプロデュースでも東宝でもホリプロでも何でも良いから、ちゃんとお布施するから、推しよ、これからも舞台に立ってくれ。頼む。

 

 追記:さくらちゃんの苗字をタイポ・変換ミスしてしまっていたので、修正しました。なんたること。指摘してくださった方ありがとうございました。

*1:真田丸』関連のイベントと企画運営されたPの方

*2:今まで応募したものの外れていて、今回が初参加

*3:wiki調べ。出演したイベントでの朗読等々は別

*4:真田丸』きっかけで観た初めての舞台は、新納さんが出た『スルース』

*5:小山さんは地元小山を出たものの出戻り、村上さんは小山から上京し仕事で地元に帰る

*6:スリル・ミー、女王陛下のお気に入りゲキシネ花髑髏

スリル・ミーまとめ(ほぼ成河×福士ペア)

 成河さん好きが高じて、池袋・東京芸術劇場シアターウエストでの『スリル・ミー』を観ました。
初日、12月16日(柿松ペア)と21日、1月は10日と12日の計5回。12月の、初日以外は当日券チャレンジ成功したのホントに奇跡。
 スリル・ミーは成河さんが出ることなかったら観てなかったと思う。自分の話の好みからして、「私」と「彼」のような関係が前面に出てくる話は普段は選択しないから。
学生の頃は腫物のような感情を抱いていたけれど、何年も経って軟化したようで。胸倉は差し出さないけど!!!*1
 初日、観る前日から成河さんが目の前で歌うことに心臓が痛かったのは鮮明に覚えてる。『スルース』観る前にもやってたな。
 開演直前に観客があんなに静まり返るの、初めての体験だった。合間に他の舞台も観たし観てるけど、あんなの他にない。みんな大好きなんだね……待ってたんだね……。
twitterでも書いたんですが、初スリル・ミーが成福だったせいで、とんでもないものを目の当たりにしてしまいましたよ。ええ。
初日の衝撃を受けて、16日の柿松と21日の当日券チャレンジに至るわけです。
日に日に当日券チャレンジをする方々が増えていく様を、体感してるし報告を見かけてるしで、本当に恐ろしい子、スリル・ミー。

 12日の16時が成福ペアの東京前楽かつマイ楽だったので、なるたけ覚えてる部分をアウトプットも兼ねて書いていきたいと思います。
ネットの皆さんはすごいですよね。卒論と称してあんなに膨大な感想考察ができるなんて、皆さん頭がよろしいんですね!!!!自分のは一観客の覚書き程度に。ほぼ成河×福士ペアです。
 この文章打ってる途中で日付変わったんで、今日=12日です。


成河私


 前情報は入れずに観ろ、というのが『スリル・ミー』の定石だそうですが、自分はそんな情報すら知らずにフライヤーと公式サイトのあらすじしか仕入れずに観ました(初日に誘った祖母にはミュージカルだという情報すら伝わってなかった、さすがにゴメンである)。
成河さんは『髑髏城の七人』の天魔王、『エリザベート』のルキーニのような狂った(褒めてる)役が得意ですが(大好き)、成河私に至っては、
怖い怖い怖い、ヤンデレだ、スリル・ミーというよりホラー・ミー!!!!!!!!!
というのが初日の率直な感想でした。
護送車のシーンのあの笑みの怖さよ。花天は本能寺の変をきっかけにとち狂って(大好き)、ルキーニは自分の出自や世相からきた斜に構えた結果から、としたら成河私は福士彼を求めるあまりにたかが外れた、という印象(個人の解釈です)。
鈍感な自分は、53歳私の笑みの裏には全くもって気付かなかった。取調べ室での「証拠は全部取っておいてある」の台詞で、うっすらもしや……?と思い、護送車のシーンで彼にねえ気付いてお願いいいいいいと念を送りました。
 舞台は生ものとよくいいますが、福士彼が変化し始める前の2018年成河私は、福士彼がかわいそうと思える程度にはヤンデレでした。警察が事情聴取しに来たのが思ったより早いことに微塵も驚いちゃいないし、二人が起こした事件は猟奇的だなんて指摘されるまで微塵も思っちゃいなかったものね。怖い。
M10の「スリル・ミー」とラストで床と階段に這いつくばる様は、さながら井戸から這い出てきた妖怪(褒めてる)。
距離を無視して投げられたマッチ箱に向かって歌い上げる様はまるで呪詛。
 初日の席がまさかの下手通路側だったので、舞台へと向かう成河私が真横を通っていったので一瞬気を失いましたが、今は元気です。初日は割と足音立ててたけど、前楽では忍者と化してました。そして纏う空気が重い。一人だけ纏う空気がスライム。

 成河さんが高低自在に声を操るので、福士くんの一オクターブ上を歌うときの心地よさは異常。元々声で好きになったので、2時間弱の間に成河さんの色んな声のトーンが味わえて幸せだった(観てる最中は幸せなんて微塵も感じる余裕がない)。
歌うときだけでなくて、19歳と53歳を行き来するときにも活かしていて、「戻れない道」では時空を旅してる。
 19歳成河私は「待ってたよ」で一万年と二千年前から愛してるってわかるし、話し方に時折あどけなさが残る青年になりかけの少年という感じ。53歳成河私は彼を失って感情が8割消え去った感じ?34年前に比べると随分言葉の起伏がない。福士彼には負けるけど。
姿勢で19歳と53歳を自由に行き来する成河さんわかってるけどやっぱりすごい(語彙力2)。53歳にしては老けてるって意見を見かけたけど、現代は結構年をとっても元気な方が多いけど(元になった事件の)年代が違うし、成河私は服役中もその前も身体を動かしそうにないし(偏見)であの老け方なんだと思ってる(個人の見解です)。

 仮釈放が認められて手錠が外れるとき、21日の成河私の両手はまるで蕾が花開いていくようだったことを書いておきますね。成河さんのお手てはお花!!!
ちなみに、初日で手錠が外れたときのグワッて仕方が(語彙力0)ドクター・ストレンジかな???って思ったことは内緒です。*2
 そして委員会の人に「自由」と言われたときの「自由」がGU問題。12月は、特に21日はGU×2だったのに対し、1月は「GU?じゆう……?」で×2からは脱却してました。どちらにせよ、53歳私感情が無。

 最後の「スリル・ミー」はどう解釈したものでしょう。松下私の言い方は忘却の彼方へと旅立ってしまった。CD買えば良いのかな??
最後の最後に第三者(観客)の目に気付いた?彼の姿が幻だと気付いて愕然とした?答えを見付けられないままマイ楽を終えてしまって、悔しい。
 仮釈放を申請した理由も松下私と比較してもわからない。松下私は本当に悔いてそうだけど、彼に比べたら……ねえ……?
彼がいないところになんか最早いる理由がないとなって申請した、かな。申請がなかなか通らないところに、委員会の元に裁判を担当した検事から手紙が来て、という流れ?


福士彼


 福士彼の脚の長さは10mです!!!!!!!

初日からそのビジュアルの良さでこちらをぶん殴ってくる福士彼、ありがとうございました。
あのビジュアルだったら成河私が執着するのも頷けるし、「友だち」がいそうなのもわかる。
 自分のツイを読み返してたら、初日に「福士彼は人たらし」って言ってました。私に対してはクール(大体クール通り越して感情が無)なのに、「ロードスター」でターゲットにした子ども相手だと、めちゃくちゃ人懐っこい。たらしだ!!
でも、目線が合ってなかったり子どもが自分のこと見てなかったりするときには無に戻る。ひええ。
上で福士彼は感情がないと書きましたが、ないというより、ふり幅が0か100

私に本心を打ち明けられる@護送車でも「狂ってる(棒)」だった福士彼。でも、年明けたら福士彼が少し感情というものを手にして人形から進化して人間味を帯びていたのは忘れない。
「九十九年」で4度目の正直で福士彼に感情が表れてたおかげで(個人の解釈です)、私と彼はここで完全に袂を分かつことになったんだな彼だけじゃなく私もかわいそう……となった。心の中で大号泣。
今までマウントの取り合いだったのに、お互いがお互いに対して求めてたものが完全にすれ違ってしまった。需要と供給が一致しなかった。
お互い「側にいてほしかった」のに、「側」の在り方が違ってしまったの……。
成河私は彼のそのものを欲したのに対し、福士彼はもっと精神的なところを求めてたんだろうね。家族は自分を見てくれてないから。代わりに私に求めたのに。
 感情が両極端じゃなくなった影響で、「死にたくない」以外のところでも焦りや不安が出てきてたね(「僕の眼鏡/大人しくしろ」とか「俺と組んで」とか)。人間一年生おめでとう!!!
でも、感情が出てきても福士彼は成河私のことを見ない。全く目線が合わない。辛い。
取調室のシーンは、今までは「だってそれが欲しいんだろ?ん?」の延長線だったのに、今日は福士彼の方が成河私を求めてた。辛い。
 
 ところで、序盤の彼初登場シーン、私の後ろから忍び足で近付く彼、12月は結構足音聴こえたけど、今日は特に忍者かな?って具合に足音立ててなかった。そしてほぼ羽交い絞め。そりゃ私も声を上げるくらい驚くわな。
話が私の回想なわけだから福士彼のそのビジュアルの良さやら何やらは美化されたものなんだろうけど、時折福士彼の一挙手一投足にビクつく成河私。
そこは美化せず描写するんだ?あんなに焦がれてるなら排除しても良さそうだけど、成河私Mなの??DVの被害者のような心理?


松下私


 成福ペアと比較したいが為に当日券チャレンジを試みた松柿ペア。
観たら観たで、成福とまた比べたくなってしまう無限ループの罠。恐ろしい子、スリル・ミー(2回目)。
 本当にホン一緒ですか?????と疑いたくなるぐらい2人の性格、関係性が異なっててびっくりした。
 松下私は成河私とベクトルが違う純粋さでまっすぐで、何より最後まで正気保って行動起こしてた。それはそれで怖い。
序盤の公園のシーンの「待ってたよ」が成河私よりあっさりしてて、事前にちゃんと互いに約束してて、来るってわかってる感じで驚いた。信頼関係ちゃんと築けてて偉い!!!!!100点中150点!!!
 53歳私は公園のベンチに座ってそうな、穏やかな感じ。


柿澤彼


 出てきた瞬間「うわあ、この人チャラい!!」って思いました!!(褒めてる)
柿松ペアは段々彼が暴走していくのを私が引き留めようとした印象。


 twitterでこんなこと書いてましたが、大丈夫だった模様。むしろ爆発しそうなのはいれまり(らしい)。
 マッチ箱を私がちゃんと受け取れるように投げる彼を観て、受け取らせない福士彼に愕然とした記憶がある。
 本編には関係ないけど、公式グッズのチャームと缶バッジの背景の色がそれぞれのイメージカラーなんだろうと気付いたんだけど(遅い)、柿澤くん以外の3人は色が寒色で暗いのに柿澤くんだけ赤い。っょぃ。

 柿松一回しか観てない上に感想をほぼ書き留めてなかった。くそう。


その他


 審理委員会の2人の声、一方が深くて良い声だな、と初見で思ったんですよ。
パンフ読んだら、檀臣幸さんとわかって驚きました。ずっと使い続けてくれているんですね、ありがとうございます。

 ピアノは落合さんのは聴けず朴さんのみ。
放火のシーンで、成河さんの動きを見ながらガソリン撒く効果音弾いてて合わせられるのすごいなあって思ってました(語彙力2)。
落合さんの伴奏も聴いてみたかった。第三の役者・朴さんと落合さん。


 ここまでで、約3910字書いてるらしいです。こんなに書くつもりなかったのに。
 本編から離れて、役者さんの話。本編だけでも心が大変なのに、他の仕事で見かけたりブログを覗こうとしようとしたりするものなら、さあ大変
特に福士くん、12月の中旬まで時代劇で明るいあんちゃんの役で出演してて、その時点で心がぐちゃぐちゃになるじゃないですか*3
さらに公演と同時に水に漬けると出てくる恐竜のフィギュアの卵を育て始めた様子を書いてるんですよ*4
心がぐちゃぐちゃになるしかない。
しかも元日の成河さんのブログで、成河さんも恐竜を育ててた*5。しかも福士くんが狙ってたティラノ。
福士くんの卵は1月10日時点の記事では生まれてない(と思ってる)のに、成河さんのティラノは3日には生まれてて5日後には卵2個目という。
元日からポヤポヤの笑顔を載せる福士くんとクリスマスプレゼントにキャンドルを渡す成河さん。
人はきっとこの感情のことをエモいというんだね……(膝から崩れ落ちる)。
 成河×福士ペアも松下×柿澤ペアも仲良くてホント……公式先生ありがとうございます。
柿松両名は、触れたら触れた分沼に入りそうなので、自重してる。あ、松下くんのマリウスは良かったです!!

 成河×福士ペアは東京では千秋楽のみ。おめでとうございます!!
松下×柿澤ペアも、あと2回。
大坂、名古屋も無事に終わりますように。

 

結局5300字超え。感想でこんな長文書いたの初めて、気持ち悪っ!!


 余談なんですけど、パンフやバッグ以外のグッズも買うという経験を初めてしました(舞台というジャンルで)。
ものもちょいちょい追加されるし、ホリプロさん商売上手いな。予想外の出費だったけど、関わる全ての皆さんへのお布施だと思って……。

*1:成河さんSPICEインタビューより。

spice.eplus.jp

*2:これの1:32頃に見える手がまさにぽい。

www.youtube.com

*3:某公共放送局時代劇『ぬけまいる』。

*4:

ameblo.jp

*5:しかも恐竜の卵の画像と本文は一切関係ない。

http://web-dorama.jugem.jp/?day=20190101

「真田丸」が人生の転機になった話。

2016年、「真田丸」。

あれが全ての始まりだった。
年明け早々に始めた一人暮らし。荷ほどきをバタバタと済ませ、父親が設置してくれたテレビの電源を点けたらやっていたので、何となしに観始めた。それが真田丸だった。
初回を観て、これは面白いと視聴を継続することを誓う。
数話経ち、直江が登場する。自分にとってはストライクなデスボイス、圧倒的なセコム力。役者さんは村上新悟というらしい。なるほど。
そしてやってくる大坂編。秀次の人の良さに惚れる。真田丸界での推しとなる。新納慎也さんという人なのか、なるほどなー。

そしてやってくる、村上さんのスタパにおける目玉焼き事件
この回のスタパを観て、初めてか久し振りかは忘れたけど、声優以外の日本の役者の推しが爆誕した。(初めてじゃないな、中学生の頃、むかいりに一瞬はまっていた。)
新納さんも、スタパでのとても素敵なお人柄に触れて好きになった。

あるとき職場で、観劇をした同僚が、もらったフライヤーを休憩中に先輩に見せていた。
その中に目に飛び込んできた「新納慎也」の文字。ぎょっとした。
「スルース」の、確か速報のものだったと思う。
高ぶる気持ちを抑えて、仕事終わりに情報を仕入れる。
真田丸に出ている役者さんは舞台に立つ人が多いということは知っていた。

観たい。新納さんが立つ舞台をどうしても観たい。

その思いから、どうにか予定が合う日取りのチケットを手に入れ、12月の上旬、初台の新国立劇場へ向かう。
劇場の中に入ってから開演時間になるまで、付いてきてくれた母に「胸が痛い」「心臓がギリギリする」とひっきりなしに訴えたことは記憶している。

初めて生で拝見した新納さんは、背が高くて脚が長くて(多分15m)一瞬歌った歌声がとても素敵だった。
このとき、観劇という蜜の味を多少占める。

 

舞台は良いぞ

ついに迎える最終回。
自分の意志で大河ドラマを完走したのは、これが初めての経験だった。
話も登場人物も、皆大好きだった。当然ロスになる。
そんな折にTwitterで流れてきた、出演者の方々の今後の情報の数々。
舞台?わあ、観る観るぅ~☆という気持ちで手に入れたチケットが、

_人人人人人人_
> パレード <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ 

(重かったけど、観れたことはとても幸せだった)

 

「不信」も内野ハムレットも、仕事帰りや休みの勢いで池袋に繰り出し観に行った。
「パジャマゲーム」(スルース以降の観劇でほぼ唯一のハッピー!!!!!!!!なテイストの作品(※2018年12月中旬現在))は、年度前半は、これがあるからと仕事を頑張ったようなものである。
ハインジー可愛いよハインジー

 

 

気付いたらそこは沼~仕方ないじゃないか、オタクなんだもの~

そして、時を「スルース」観劇直前までさかのぼる。
村上さんが青春アドベンチャーの「白狐魔記 元禄の雪」に出るという。
真田丸以外の演技に初めて触れる機会である。しかも真綾さんも出るなんて、聴かない手はない。

初回が放送する時間、パソコンで録音しつつ、リアルタイムでも聴く。
ナレーターの方がタイトルを言い、状況説明をする。そして、主人公が口を開く。

 

どストライクな爽やかボイスでは???????????????????

 

ちなみに、私は村上さんや安元洋貴氏やアラン・リックマン氏や武内駿輔くんのようなバリトンボイスも好きだが、声で一番最初に好きになったのは井上剛氏である。爽やか!!!!
それが成河さんとの出会いだった(嘘、「実験刑事トトリ」S2で観てる)。

時は流れ、今年の7月、成河さんが「絶対零度」S3の初回に出るという告知をTwitterで見る。
相変わらず、存在がネタバレであった。仕方がないね。
放送後に「脳内ポイズンベリー」の宣伝ツイートを見かけ、次の日にイッキ観をする。最後のあの足は越智さんなんだろそうなんだろいちこォ!!!!!
そういえば、成河さんは今舞台に立っている。「フリー・コミティッド」。何でも一人38人役らしい。


この目で成河さんの演技を観たい(むしろ浴びたい)。
気が付いたら、週末仕事帰りの時間でチケットを取っていた。全身で成河さんのエネルギーをガンガンに浴びる。とても、すさまじかった。

からの、追い討ちをかけるように次の日のwowowでの「髑髏城の七人 season花」である。落差が激しいにもほどがある。


そして、間にメタルマクベスdisc1~3(パール王は良いぞ)と無名塾版「セールスマンの死」(駆け出しの頃の村上さん)の映像鑑賞を挟みながら、現在、無事初日に成福ペアの「スリル・ミー」を観る。完全に沼。


真田丸」に見事に人生を狂わされている。良いぞ、もっとやれ。